老後を過ごすということ
現在私達の周囲には有料老人ホーム等の高齢者向けの福祉施設が大変増えています。皆さんの近所や或いは周囲を見渡してみても、必ずといっていいくらい存在するのではないでしょうか。またそうした有料老人ホーム等の施設を実際に覗いてみることがないにしても、皆さんの近所等を見渡してみても、高齢者の姿がやたらと目に付くと思いませんか。こうした現状が日本社会の高齢化を物語っています。有料老人ホームは年々数も増えています。有料老人ホームでは医療機関とのつながりを大切にしているところが多く、入所しているお年寄りにもしもの事があっても迅速に対応できるシステムが出来上がっています。電子カルテやレセプトを利用した、患者さんの管理も整っており、非常に安心できる環境ではないでしょうか。
ところで日本社会の高齢化がどのような状況にあるか皆さんは想像ができますか。ここでは日本の高齢化の実態を示すべく、幾つかのデータを紹介します。これを通して、皆さんに日本の高齢化の現状を少しでも理解していただければ幸いです。ある国、地域の高齢化の度合いを見るには、平均寿命、高齢者数、高齢化のスピードといった指標、データを見るとそれがつぶさにわかる、と言われています。現在の日本はここでいう三点においては、いずれも世界のトップレベルにあります。こうして見ると、日本は文句なしに世界一の高齢化社会を築いていると言えます。ところで社会が高齢化するのには、どういった原因があるのでしょうか。実はその理由を考えることは難しいことではありません。一般に社会の高齢化現象が起こるのは、出生数が減り、一方で、平均寿命が延びるからです。それゆえに高齢者が増えていくのです。日本社会の高齢化の原因も例外ではありません。 有料老人ホームなどで働く介護士さんの数も不足しているのが現状です。その為、一人暮らしの部屋に一台 ソファが有ると介護しやすくて助かることも多いようです。
皆さんは日本の人口ピラミッドを見たことがありますか。日本の人口構成を示す人口ピラミッドを見ると、大きな二つの山があることが誰の目にもわかります。この二つの山は世に言うベビーブームです。この二つの山はそれぞれ第1次ベビーブームの1947年~1949年(昭和22~24年)生まれと第2次ベビーブームの1971年~1974年(昭和46年~49年)生まれを表しています。人口ピラミッドで言えば、この二つの世代が山となって大きな膨らみがあります。ですが第2次ベビービームのが去った後は、出生数の減少によって若い世代の裾が狭まっています。言い換えれば第2次ベビーブーム以降の世代はずっと減り続け、特に近年はその減少ぶりに拍車がかかっています。
このように第2次ベビーブームより後の世代の数がずっと減り続けているのに対し、団塊世代とも言われる第1次ベビーブームの人達が、もうすぐ高齢者の仲間入りをします。1947年生まれの人で言えば、今年2010年で満63歳となるため、65歳以上を高齢者とすれば、その仲間入りをするのはまさに目前です。このように少子化が進み、その一方で人口の多い世代が高齢者の仲間入りをするため、従って社会の高齢化はますます進展するのです。
今度は総人口との関係で見ていくことにしましょう。日本の総人口はここ数年をピークに、その後は減少に転じると言われています。例えば2005年の人口を一つの基準とした場合、2020年には総人口は1割ほど減ると言われています。このように総人口は減少しているのに、その一方で70歳以上の高齢者は2005年のほぼ倍の数に増えるとされています。こうして社会的負担は急増します。
総務省が発表した2008年9月15日の推計人口によると、70歳以上の高齢者の人口は2017万人となり、歴史上初めて高齢者がついに2000万人の大台を超えたことがわかっています。
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